プロフィール

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はじめまして。マルと言います。

このブログは、きれいで文学的な言葉や文学作品、近代文学の文豪関係と
読書環境(KINDLE)・今に関係する近代文学などについて
書いています。
たとえばゲームなどで文豪について知った人とかの足しとかになればいいかな、と。

どうぞよろしくお願いします!

と、ここからは自分語りになるので、さらっと気になった方だけ読んでいただければ。

私は文学部出身です。
たぶん本好きで、それと作品を読んで解釈を考えるのが好きでした。
作家の生活とかに絡めない作品論って、クイズみたいで楽しくないですか!?
なんで作家がこの作品を書いたかを作品自体から考えるなんて、謎解きですよ。謎解き!
(…答えはないけど)
とまぁ、そこは熱くなる部分もまだあるんですが…

そういう私がビクビクするのが、
自分は文豪の有名な作品すらほとんど読んでいない
ということでした。

自分が大学でレポートを書いた作品についてはかなり読み込んでいたと思うんですが、それ以外の作家については、あまり読んでいませんでした。
でも自分は文学部です。たぶん読んでいて当然と思われる作品があります。

例えば、伊豆に行きます。伊豆といったら『伊豆の踊子』。
(文学部なのに『伊豆の踊子』読んでないの?って言われるかも…)とビクビク。
寒いところに行きます。トンネルを抜けたらそこは…
(文学部なのに、『雪国』の話題を振られて答えられなかったらどうしよう)とビクビク。
美術館に行きます。ここも危険です。いきなり現れます。
(あぁ、『高野聖』…。読んでない…)

文学部は意外と劣等感を感じるところが多いです。
そんな劣等感もあり、自分がこれ以上文学やるなんてなぁ…という気持ちでした。

ただ、今になるともう少しやってたらどうだったのかな、と思うところもあるんですよね。
ビクビクしてなかったら、もう少し文学の勉強続けてたのかな、と。

だから、このブログは、そういう文学に対するビクビクをなくすことができるものにしたいな、
と思いながら始めました。
あと、どこかで近代文学に興味を持った人が楽しく読めるものにできたらいいな、と。

そんな感じです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。よろしくお願いします。

ちなみに卒論は太宰治の『道化の華』『狂言の神』『虚構の春』です。

「考察」について(2023/7/16記)

「免責事項」のページにも書きましたが、このブログに載っている「解説」「解釈」「考察」は、すべて個人の意見として読んで下さい。

ただ「考察」は「感想」と違うので、「そのように考察する理由」はあげるように心がけています。

考察の方法にもいろいろあると思いますが、私は、作品内から理由を持ってくるのが好きなタイプです。
ちょっと苦手なのは、内容を吟味する前に、作者の生涯から考察すること。

作品だけで楽しめないんだとしたら、その小説は不完全ってことになってしまうから

なるべく作品自体をまず見て、それから捕捉として作者の生涯を考えるようにはしています。

ちなみに「小説の考察」のために、私がまずオススメしたいのはこちらの本。

実は「考察とは」の本じゃなくて、小学校の先生向けの教本です。
(私は先生じゃないけど、ツイッターで話題になってて読んだ気がします)

ただぽっと浮かんだ感想の話し合いだけの授業じゃなくて、「論理的思考ができる子ども」を育てるために、国語をどう教えたらいいかが書いてあります。

ちょっと例を挙げます。
「文学作品の10の観点③『中心人物』」

これも原理・原則を知っていれば、答えは簡単です。中心人物は「お話の中でいちばん心が変わった人」です。

白石範孝の国語授業の教科書 P34

これってシンプルにストーリーを理解できる

この本は、小説を読む基本的な流れを教えてくれる本だと思います。
こねくりまわしてるうちに、忘れてしまいそうになるけど、考察に必要な土台。さすが国語!

文学作品の10の観点のタイトルを挙げておきます。気になる方はどうぞ。

amazonへ  白石範孝の国語授業の教科書

文学作品の10の観点

  1. 時・場所
  2. 登場人物
  3. 中心人物
  4. 語り手
  5. 出来事
  6. 大きく変わったこと
  7. 三部構成(はじめ・中・おわり)
  8. お話の図・人物関係図
  9. 一文で書く
  10. おもしろさ