文学・文豪– category –
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宮沢賢治『雨ニモマケズ』ひらがな全文・意味考察|デクノボーで良い理由
『雨ニモマケズ』は、自然の中で生きて行く人の描写が心を打つ、宮沢賢治の代表的な詩です。冒頭の「アメニモマケズカゼニモマケズ…」は詩をあまり知らない人でも、どこ... -
太宰治と志賀直哉の関係|予想できた衝突?二人の根本にある合わなさ
志賀直哉は1883年〈明治16年〉生まれ。「理想主義、人道主義、個人主義」を掲げる白樺派の一人です。代表作は『暗夜行路』『小僧の神様』『城の崎にて』など。簡潔で過... -
宮沢賢治『どんぐりと山猫』解説考察 えらいの否定とえらいが好きな山猫と
『どんぐりと山猫』は1924年(大正13年)に発表された宮沢賢治の童話作品です。 主人公は、かねた一郎という小学生です。彼は黄金色の世界に招待され、山猫がてこずって... -
新美南吉『ごん狐』の教訓考察|ごんはなぜいたずらを止めた?思いやりを考える物語
『ごん狐』は1932年に児童向け雑誌「赤い鳥」に掲載された新美南吉の作品です。 今ではひらがなの『ごんぎつね』として、小学校4年生の国語教科書の定番になっています... -
太宰治ふなばし文学散歩・夾竹桃と青桐、モチーフ満載の九重橋を訪ねました
暑いですね… この暑い中、太宰治のゆかりの場所を訪ねて、千葉県船橋市に行ってきました。「九重橋のレリーフ」「太宰治の植えた夾竹桃」「太宰治旧宅跡」などを見てき... -
太宰治『きりぎりす』解説考察|女性一人称体に潜んだカラクリ
『きりぎりす』は1940年に発表された、太宰治の短編小説です。成功して変わってしまった芸術家の夫を非難し、清貧・反俗を訴える妻の主張が描かれています。 妻は夫が変... -
【知ってますか?】『吾輩は猫である』カンタン3分あらすじ
夏目漱石文学の代表作の一つ、『吾輩は猫である』の内容を約3分(1700字ぐらい)で読めるあらすじにしました。プラス基本情報や著者の感想を、この記事では載せていま... -
【知ってますか?】太宰治『斜陽』カンタン3分あらすじ
太宰治の代表作の一つ『斜陽』の内容を、最後までのネタバレ有で約3分(1700字ぐらい)で読めるあらすじにしました。 名作を知識として知りたい、近代文学は好きだけど... -
【3分でサッと読める】有島武郎『或る女』【名作あらすじ】
有島武郎の代表作の一つ、『或る女』の内容を3分程度(1700字)で読めるようなあらすじにしました。 名作を知識として知りたい、近代文学は好きだけど種類を読んでいる... -
太宰治『駈込み訴え』解説考察|生れて来なかったほうが、よかったの意味
『駈込み訴え』は1940年に雑誌「中央公論」に発表された太宰治の短編作品です。主人公はイエスを裏切ったイスカリオテのユダ。聖書を元にした二次創作です。ユダのイエ...